日本名: 鮗【Konoshiro】 英名: Gizzard Shad
コノシロは、海水と真水が入り混じった汽水域から海水域に掛けて広く生息する魚です。孵化して一年ほどで10cm、2年目で15cmほどにまで成長します。また、コノシロは通常の出世魚とは逆で、シンコはキロ20000円台を越えるという価格設定で市場に出回っています。コノシロまで成長するとキロ1000円台まで下落します。日本では初物は純粋な物として価値があるためシンコは金額が高くなります。
孵化後5cm程度まで成長したコノシロの幼魚です。味自体は幼魚独特のさっぱりしたもので、好きなお客さんは10匹20匹をあっという間に平らげてしまうほどです。
光り物として好まれているコハダは、シンコが7cmから10cmまで成長した若魚です。脂の乗りがよく、まさに食べごろといえます。寿司ネタになる定番の時期。
コハダが12cm以上に成長したものです。孵化後二年目に突入した頃で、大きめのコハダという感覚でいただけます。
15cm以上のナカズミからコノシロと呼ばれるようになります。コノシロまで成長すると人気が薄くなります。シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロとこちらも出世魚の一つです。
コノシロは小骨の多い魚で、カルシウムを沢山摂取するのには向いているといえます。また、生活習慣病の改善に効果のあるビタミンB2を多く含み、悪玉コレステロールを減少させる不飽和脂肪酸も含んでいるので、食生活が不安定な方におススメの魚です。