日本名: 赤貝【Akagai】 英名: Ark Shell
赤貝の生息水域は日本近海から遠くは東シナ海にまで及びます。赤貝の別名「血貝」は、その身が血に染まったように赤いことに由来しています。この赤さは色素の働きではなく、哺乳類と同じく血液にヘモグロビンが含まれていることによるものなのです。赤貝は、主に泥に近い海底に生息し口をあけてはプランクトンを摂取しています。また、赤貝は寿司ネタにする場合大ぶりのものよりも小ぶりのものの方が珍重されています。東京湾でとれた魚を江戸前寿司といい、赤貝は江戸前寿司(にぎり寿司)の定番の一つですが、近年では漁獲量も激減し輸入物や国産養殖物のほうが多くなっています。
赤貝にはヘモグロビンが含まれているため、鉄分が豊富に含まれています。また、ビタミンB12も含まれているので貧血気味の方にはおススメの食品の一つです。また、貝類の旨味成分であるアミノ酸のコハク酸も含まれているのも特徴です。他にも最近話題のデトックス成分であるグルタチオンが含まれているので、女性の方にはぜひ食べていただきたい食品と言えます。